2018/04/06
前回は、県のジュニア選手権に出場する選手たちとの話の中で、
試合に出場するのに感じる事として、
不安からくる緊張を感じている選手が多いという話をしました。
その不安の中には、
自分自身によるものと対戦相手によるものがありました。
その不安の対処方法として、
まず、自分自身によるものについて考えてみましょう。
「サーブが入るかどうか心配。」
「ポイントが取れなかったらどうしよう。」
サーブが入るかどうか等の技術的な心配は、
まず、自分がどれだけ練習で出来ているかを確認しましょう。
練習で出来ていない事は、試合中に急に出来るようにはなりません。
自分の技術はどんなものなのか。
どこまで仕上がったのかを確認しておきましょう。
その仕上がったもの全てを出し切れたら、
ポイントが取れなくても仕方ありません。
それが今の自分の実力です。
自分の実力を知って、出し切れたなら
たとえ負けても、納得のいく結果が出るでしょう。
次に、実力を出し切る工夫をする事です。
緊張する要素の中には、
「いつもと違う」という事も影響してきます。
いつもと違うコートでプレーする。
いつも打ち合っている仲間とは違う相手と打ち合う。
いつもと違う1日の過ごし方。
こんな風に、いつもと違うだけでも人は
ストレスを感じています。
そこで、いつもと同じに近づける工夫をします。
もしくは、早く慣れる努力をしましょう。
例えば、
試合の日は早起きしなければならないなら、
日頃からその時間に起きておく。
いつもと違うコートで試合があるなら、
事前にそのコートで練習する機会をつくる。
出来なければ、早めに行って環境に慣れる。
いつもと同じウォーミングアップをする。
いつも誰かと一緒にしているなら、その選手も誘いましょう。
応援に来てくれている保護者や友人とは、
いつもくらいの距離感を保つ。
(おしゃべりし過ぎないようにする)
自分自身による不安を取り除くには、
まずは、自分のできる事を確認しておく。
そして、なるべくいつの通りの環境を作る工夫をする。です!
こうやってみると、試合当日までにやっておく事が
わかってくると思います。
しっかり準備して、試合で実力を発揮しましょう!