2018/04/06

競技スポーツをしていると、故障したとしても大事な試合を控えていたり
練習を休んだりできないことも多いですよね。
故障を治す努力もしなければならないですし、
故障期間に体力を落とさないようにしたり、
出来る範囲の練習はする必要があるでしょう。
そんな時、どうしてもモチベーションが落ちがちで、
とにかく前向きに持続していくのが難しくなります。
どうしたらモチベーションを持続しつつ、
故障部分が回復するまでがんばれるか、
ある選手をモデルにお伝えしたいと思います。
①自分の状態を把握し、受け入れる。
日ごろ十分にウォーミングアップをしてクールダウンをしていても、
ちょっとしたケガや使い痛みは起こることがあります。
そういう時は早めに処置して改善していくと、
そう長くひきずることはないと思います。
問題は、突発的に大きな怪我をしてしまった時です。
そんな時は精神的ショックを受けやすく、
今まで出来ていたことと出来なくなったこととのギャップで、
モチベーションを落としがちです。
何とか前向きになたらないといけない。
けど、何をどうすればいいのかわからない。
こんな風に、ちょっとしたパニックになるかもしれません。
そんな時は、まず今の状況を把握して受け入れることが大事です。
完治までにどのくらいの時間がかかりそうなのか、
もしくは、完治は無理なのか、
現状どんな動きなら出来るのか、
どんなプレーなら出来るのか。
その状態が今の自分だと、まずは認めましょう。
モデルの選手は、あるアクシデントにより肩を痛めてしまいました。
まずは治るかどうかの確認をしたところ、
医師からは「戻らないということは考えにくい。」と言われ、
治療に向けて頑張る覚悟をしました。
次に、プレーをする時の今の状態の把握です。
痛みを押して練習をし、
サーブ・スマッシュ・フォアハンドストロークの高い打点が
打てないことを確認しました。
ここまで確認できたところで、パワー系の攻撃がほぼ出来ないことがわかりました。
この選手の場合大事な試合が近かったこともあり、
「痛いし、テニスをしても楽しいと思えない。」というところを、
落ち込む時間を与えずに、早急に現状把握をしてもらいました。
現状を把握して今の自分を認めることは、
次にするべき事がわかってくるので、前向きな行動といえます。
ただ感情に流されて嘆いていると、立ち直るまでに時間がかかりますが、
前向きになる行動を取り入れると、モチベーションを上げるきっかけになります。
突発的な故障をしてしまった時は、
「アクシデントを防ぐことは出来なかったか」
「なんでこの時期にこんな目に合ってしまったか」など、
起きてしまったことを悔やむより、
前を向く行動を起こすことが大事ですよ。